株式会社スタディラボ
社員向け・顧客向け
時間・場所を選ばず、社長メッセージを社員に配信
オンライン英会話「OLECO」や学習塾向けLMS「ミルクラス」を販売する弊社、株式会社スタディラボは学習塾業界出身の社長 地福武史が率いる小さな会社です。今回は、そんな弊社の社員教育におけるミルクラスの活用事例をご紹介します。
スタディラボは、学習塾での英語4技能対策が本格化していなかった頃から学習塾向けにオンライン英会話を販売したり、感染症拡大をきっかけに急激に需要の高まったLMSを早期から販売するなど、業界内でもあまり前例の無い商品を開拓してきました。前例が無いゆえに、営業担当はお客様と並走して商品を改良したり、その場で柔軟な対応を求められる場面も多々あります。現場の営業担当がスピード感をもってこれらに対応するには、会社としてのベクトルが一致していることが前提条件となります。
そのため、社長の地福は、会社のミッション・方向性を社員に繰り返し共有することにこだわってきました。しかし、職員が集合して共有の場を設けるには、日程や場所の調整なども必要になり、スピード感ある対応ができません。そこで、時間や場所を選ばず、メッセージを発信・受信する手段としてミルクラスを活用するようになりました。
移動中の電車内で・・・、オフィスで始業時に・・・など、社員が思い思いの場所で、自分のタイミングで社長メッセージを受け取ることで、受け取る側の姿勢も主体的になり、内容の浸透度も高くなりました。また、個人ごとに視聴履歴を把握することができるため、発信側も確実にメッセージが伝わっているかどうかを可視化することができるようになりました。
社員教育コンテンツを自作し、受講者も作成者も成長
学習塾がお客様であるスタディラボにとって、社員に最も必要な知識は、一般的な営業手法の知識でもマーケティングの知識でもなく、学習塾業界の最新動向です。これは一般の書籍や既存の研修プログラムで学べるものではありません。
そこで、業界誌の記事や一般誌の入試や教育にまつわる特集、塾業界に関するニュースなどに社員が触れるよう、毎月、社長の地福が注目記事に付箋をはり、付箋の貼られた記事をもとに、社員が持ち回りで研修プログラムを作成してミルクラスに公開しています。
研修プログラムは①資料の熟読②テスト③振り返りのアンケート という流れで構成されています。ミルクラスでは期日までに行ったかどうかという記録がすべて確認できますが、可視化できるのは実施結果だけではありません。
資料をじっくり数日かけて読み込んでからテストに取り組む社員もいれば、まずテストをやってみて、知らなかったことがあれば記事を確認する社員がいることなど、研修を進めるプロセスも履歴から読み取ることができます。業界を熟知している社員ほど短時間で終えることができており、経験の浅い社員は時間をかけて学習をしている傾向が見えます。
点数には表れない先輩社員の「圧倒的な情報量」や後輩社員の「地道な努力」も可視化されたわけです。結果だけを見ていたら気が付けなかった先輩社員の経験の蓄積やそこに追い着こうとする後輩の努力を見守ることができるシステム・・・と考えると、ミルクラスはLMSの得意分野である学習履歴の分析・活用次第で、研修を合理化するだけではない可能性を秘めたシステムだと感じられます。
また、研修プログラムを作成するためには、社長が社員に何を求めているのかを考察するという一段高い視点が求められるため、コースの受講者・設計者両方に学びがあるのも良いところです。
社内だけでなく、顧客との情報共有にもミルクラスを活用
スタディラボではお客様向けにも情報提供のためのプラットフォームとして「スタディラボインフォメーション」というサイトを用意しています。このサイトもミルクラスを使って作成しました。ここでは、オンライン英会話のマニュアルや、生徒や保護者様に配布できるチラシのデータなどを公開しているのですが、実は、社員用とお客様用、別々のシステムを使っているのではなく、ミルクラス1つですべてに対応しています。
ミルクラスにはユーザーを8階層まで分けて管理することができるという特長があります。階層ごとに使用できる機能や閲覧できる情報を設定することができるため、社内用・お客様用・お問い合わせ者用・・・と対象に合わせて違ったコンテンツを見せることができるのです。学習塾で導入する際も、管理者・社員・講師・保護者様・生徒・・・と階層を分けることで1つのシステムを社内の研修にも生徒の学習管理にも使うことができます。